梅の木の剪定をよくわからない方が管理を行なった、伸ばし放題で来年の花が少なくなる相当悪い状況の例ですが、梅の木を剪定し直して、樹形を変えていかなければいけない作業の動画です。

これだけ良い枝がみあたらない木の樹形を整えるのは大変ですが、どのように変わるのか動画で確認して下さい。

悪い状況の梅の剪定をどうしたらよいか?を動画で解説

剪定方法があまりわからない方が作業をしてしまうと、どうしようもなくなることもあります。

せっかく庭に植えてある梅の木です。特に樹勢が強い木なので、伸ばし放題だと見苦しくなるのできちんと管理した方がよいです。

この木を良い状態に戻すには3年以上かかる大変な作業ですが、ここまで悪い状態だと
近未来的な状況を考えるのではなく、将来的な樹形のことを考えて剪定を行なった方がよいです。

悪い状況の梅に変わった原因

なんでこのような悪い状況の梅の木になったのか気になりませんか?

そもそもこのようになってしまった背景には、おそらく、伸び放題にして放置していたら、樹形内部が密集状態になり、カイガラムシなどの病害虫が発生してしまい、結果的に樹勢が衰えていったことが可能性として高いです。

あるいは放置しているうちに手が付けられなくなり、外側ばかり刈っているとこのような状態になります。古い枝になると枝元部分には花芽がつかなくなりますが、花芽ができる先端部分ばかり切っていたことで、このような花芽のほとんどない状態になったのではないかと思います。ミノムシがついていたということなので、相当枝葉が混み合っていたのかもしれません。

さらには、時期に関係なく枝葉を切ってしまう剪定を行ない、
とうとう勢いのない梅の木に変わったのではないかと思われます。

これは一般の方が行なう典型的な悪い例で、とりあえずは、枯れ枝や徒長枝、不要な枝を取り除くことから始めたほうがよいです。その後、花芽がわかるのであればできるだけ残し、将来樹形に関わる枝も残して切ります。

最終的に主幹がはっきりしない、みすぼらしく最低限の枝だけが残った木に変わってしまいました。

この梅を生かしたいけど自分で管理できないのであれば、きちんと管理ができる方に頼んで、
年数をかけて元のように花が咲くように仕上げていくしかないです。