徒長枝が出ると木の樹勢を弱めるので取り除かなくてはいけませんが、
決して、徒長枝すべてを切るようなことはしません。

その理由を剪定講習の動画で解説しています。

徒長枝が出た場合の梅の木の剪定講習

この動画で徒長枝がどのような枝なのかわかると思います。

剪定作業に入る前に、初めに枯れている枝を取り除いておくと効率よく作業ができます。

重なっていたり、混み入っている不要な枝を切る場合は、
切ったらどのような樹形になるのかを予想してから切ります。

すぐに切ってもよいでですが、一度切ってしまうとその場所にはしばらく生えてこないので、
あらかじめ樹形の状況を入念に観察された方がよいです。

徒長枝を出さない方法は、こまめな剪定をすること。そして樹形を大きく乱すような枝があるなど、特別な場合ではない限り、強い剪定(太い枝で切る)は行なわないようにすることです。

徒長枝が生えると樹勢が悪くなるからといって、長く伸びたすべての徒長枝を切る必要はありません。

徒長枝ではあっても、将来的に樹形を整えるために生かせる枝はありますので、徒長枝のすべてを切るようなことはしないで、外に向かっている芽の上で、混み入っている枝を間引きながら、徒長枝を選んで切るようにします。

剪定初心者の方で心配される方がいつのですが、どの徒長枝を切るという正解はありません。ご自身の感性によって、樹形が見苦しくないように、樹形内部に日が差して病害虫が発生しないように、ほどよく空間が作れるような剪定を行なうとよいです。