はじめまして、「梅の剪定ナビ」を運営しているサブと申します。
岩手で58年暮らし、庭師として庭木の手入れをしながら生活しています。
このページでは、なぜ数ある庭木の中で「梅」だけを扱う専門サイトを立ち上げたのか、その理由を、私自身のあまり格好良くない過去も含めてお話しさせてください。
器用貧乏で、何をやっても中途半端だった若い頃
正直に言うと、私は昔から一つのことをコツコツ続けるのが苦手な性格でした。
学生時代は将来の目標もなく、なんとなく毎日を過ごしていただけ。就職してからも、これといってやりがいを見つけられず、仕事以外の時間はゲームやパチンコに逃げていた時期もあります。
「このままでいいのか」と我に返る瞬間が何度かあったのですが、その度に一つをやめても、また別の何かに逃げる、という繰り返しでした。
造園の仕事と、体の不調
その後、縁あって造園の世界に入りました。体を動かす仕事は性に合っていましたが、無理をしすぎたのか、腕や心臓に不調を抱える時期もあり、「毎日ちゃんと動けることのありがたさ」を身をもって思い知らされました。
体が思うように動かないと、庭師という仕事そのものができなくなります。そこで初めて、「自分の体と、自分がしている仕事に、もっと真剣に向き合おう」と思うようになりました。
一本の梅の木がきっかけでした
考え方が変わり始めた頃、あるお客さんの庭で、長年放っておかれた古い梅の木に出会いました。

枝は伸び放題で、花もろくに咲かない状態でしたが、時期を選んで少しずつ手を入れていくと、次のそのまた次の春に、その梅はやっと花を咲かせてくれたと言います(花が咲いた写真はないですが・・・)。お客さんが「こんなに咲いたのは何年ぶりかしら」と喜んで語ってくれた顔は、今でもよく覚えています。
桜と違って、梅は剪定のやり方ひとつで、咲き方も実のつき方もまったく変わってきます。「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」と言われるほど、剪定が欠かせない木なのに、正しいやり方を知っている人は意外と少ない、ということもこの経験で実感しました。
「梅の剪定ナビ」を作った理由
自分のように、何をやっても中途半端だった人間でも、一つのことにきちんと向き合えば、ちゃんと結果につながる。梅の木の手入れを通じて、そのことを教えてもらった気がしています。
だからこそ、これから梅の木と付き合っていく方には、遠回りをせずに、正しい剪定方法を知ってほしいと思い、このサイトを立ち上げました。

特に、実家の庭を引き継いだ方や、これから初めて梅を育てる50代以上の方にも分かりやすいように、できるだけ専門用語を使わず、実際の作業の様子を交えて解説しています。
やっぱり、梅の木って最高です。
このサイトが、あなたの梅の木との付き合い方の参考になればうれしいです。